我がの末っ子である茶トラの『むぎ』が長男のキジ白『縞(しま)』に突然いじめられ始めました。
もちろん常にという訳ではなく、よりそって仲良く寝ていることもあります。
しかし、むぎがトイレへ行き、砂をかきだすと縞はたとえ寝ていたとしても飛び起きてむぎをロックオン。
そしてむぎがトイレをでる瞬間に襲いかかるのです。
どうやらケンカはむぎの方が強いようで、出血こそないですが少し毛をむしられていました…。
反対に縞はケンカが弱いのでパニックになったむぎから反撃をくらいおでこや頭部に少量の出血が発生。

『むぎ』

『縞(しま)』
いじめの原因
今回の出来事は突然始まったため、わたしにも原因はわかりませんでした。
むぎは少しやんちゃですが、自分から縞に喧嘩をふっかけることはありません。
遊んで欲しいときも、子猫の時に一番面倒をみてくれていた『きなこ』をいつも遊びに誘っているので遊びから喧嘩へ発展というわけでもないようです。
となると、おそらく転嫁行動だと思うのですが…。
転嫁行動とはかんたんにいうと【やつあたり】です。
家の周辺には野良猫ちゃんがよく出現しているので、その子達の喧嘩声に興奮してしまったのかもしれません。
もしかしたら、その時ちょうどむぎがトイレをしているタイミングだったのかもしれないですね。
むぎへの影響
毎回トイレを見張られ、用を足し終わると襲われる…。
過去に2度どうしてもトイレが間に合わなかったのか、1度目はクローゼットの中で、2度目は猫達がよくお昼寝につかっていた布製の衣装ケースの中で脱糞をしてしまっていました。
更に、そんな緊張状態が続いているせいか、むぎはおしっこがうまく出来なくなりました。
おしっこが出なくなったわけではなく、毎回下腹部の毛がおしっこでびしょびしょに濡れてしまうようになってしまったのです。
以前は上手にできていたので、おそらくトイレに集中できていないのだと考えられます。
怖くてたまらないのに、それでもちゃんとトイレでしてくれているところに涙がでそうです…。
わたしが在宅中なら見守ってあげられるのですが、仕事で不在にしているときはむぎを安心させてあげられません…。
早くなんとかしてあげないととは思いつつなかなか良い案が浮かびません。
実行したこと
我が家は1部屋しかないため、猫達を完全に離しておくことができません。
3段の猫ケージを買って、縞とむぎを1日交代でケージに隔離する…というのも考えました。
ただ根本的な解決にはならず、ケージ慣れしていないことで余計にストレスがかかりそうだと一旦保留に。
それにわたしが勤務中の間、ずっと閉じ込めるのはどうしてもかわいそうで結局この案は最終手段ということに。
その後いろいろと考えた結果、この2つを実行してみました。
① むぎがトイレ中は縞を抱き上げたりして視界にいれないように離す。
② むぎのトイレが終わるまで縞を褒めまくる。
最初は ① だけを試していたのですが、どうしても意識がむぎに向いてたままで効果がほとんど感じられなかった為、 ② を追加することに。
声をかけることで意識をむぎからそらし、【むぎがトイレにいってるときはたくさん褒めてもらえる】という良いことがあるというのを覚えてくれたら…と願うような気持ちで対応していました。
何故声掛けではなく”褒めまくる”のかというと、実は以前、縞が尿路結石の治療後トイレでおしっこができなくなったことがありました。
トイレ以外の場所…マットの上や廊下の隅、ダンボールの中などでこっそりとトイレをしていたんです。
10回に1度くらいのタイミングでトイレを使うことがあったので、ちゃんとトイレが使えた時に「えらいね!」「すごいねえ!」「がんばったねえ!」とたくさん褒めてあげていると、しばらくして無事にトイレだけを使ってくれるようになりました。
その時のことをふと思い出したので、②の褒め褒め作戦を追加したという訳です。
さて、効果はでるのでしょうか。
数ヶ月後の様子
むぎの安心トイレ生活を取り戻すために早朝から深夜、在宅中は必ず縞を離し、褒めること数ヶ月…。
抱えて距離をとる方法だけではさっぱり効果はなかったのですが、むぎのトイレが終わるまで褒め続けているとゆっくりとですが効果が出てきました!
まず変化がでてきたのは、夜中や朝方などわたしが寝ている時にむぎがトイレで砂をかきだしても様子を見にいく回数が少しずつ減ってきたことです。
聞き耳を立ててはいますが、私の横で寝転んだままのことが増えてきました。
どうしても気になったのか、何度か縞がむぎの様子をみにいくことがありましたが『縞〜おいで〜』と声をかけ続けているとわたしの元に戻ってくるようにも…!
以前はどんなに声かけても完全無視で戻ってこなかったのでこれはスゴい変化です!嬉しい!
どうやら縞には、褒め褒め作戦は効果があるようです。
今のところは順調に効果がでてるので引き続き褒め褒め作戦を継続していこうと思っています。
さらに嬉しいことがもうひとつ!
なんと縞の監視が緩むにつれ、むぎも下腹部がおしっこでびしゃびしゃになることが減ってきました。最初の頃に比べて濡れててもちょこっとだけということも増えてきたのです。
少しずつですが、元の安心してトイレができる状態に戻っていっているようです。
まだ完全に元の状態には戻っていないので、縞がトイレ中のむぎを完全に気にしなくなり、むぎが安心して完璧にトイレができるようになるまではこのまま油断せずに注意深く2匹の様子をみていこうと思います。
ではまた!ヾ(*・∀・)/
ちなみに我が家で使っているトイレはこちら。
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