パンティング発生

『パンティング』という言葉をご存知でしょうか?

口をあけてハアハアと呼吸をしてしまうことなんですが、猫は通常この口呼吸をすることはありません。

熱中症になった場合や呼吸器などに問題が発生した際などにおこります。

ちなみに子猫の場合は、遊びがヒートアップしてしまった時にも起こることがあるようです。



病院に向かう途中に…

先日、縞くんとむぎちゃんをそれぞれ別日に動物病院へ車で向かっていたときにパンティングを起こしてしまいました。

縞くんの場合、その日はいつもよりも長く鳴き続けてしまいさらに体温が上がってしまったせいか、パンティングが発生。

病院についた時によく見るとヨダレが口からポタポタとこぼれている状態でした。

熱中症の症状です。

とりあえず涼しい院内へと飛び込み、順番待ちをしている間に普段のように落ち着いてくれたのでよかったですが…初めてこんな状態になったので今後が不安です…。

 



そしてむぎちゃん。

いつもはもう少し落ち着いているんですが、今回は移動中に激しく鳴き続けた上にキャリーから出ようと動き回ったせいで病院につく頃にパンティングが発生。

ただ駐車場が満車で止めることができず、むぎの様子も心配だったのでそのまま帰宅することにしました。

家までもう少しというところでパンティングがおさまり、帰宅時には完全にいつも通りの落ち着いたむぎちゃんに戻っていました。

よかったけど、今後はどうしたものか…。

帰宅して落ち着いた縞くん



今回のパンティングの原因はストレス

慣れない車内空間、エンジン音や走行音、車体の揺れ、慣れないニオイ…そして動物病院へ向かっているという恐怖感もあったのだと思います。

不安と緊張、恐怖がいっきに吹き出してしまったんでしょう。

新調した猫キャリーには充分に慣らしていましたし、ねこ達もすんなりと入ってくれました。

事前にキャリーの扉をしめた状態で数分様子をみたりもしていましたが、家の中では鳴いたりすることもなくリラックスした様子だったので安心してしまっていました。

いざ出発と、キャリーに入れた状態で玄関を出た瞬間から違和感を感じたのか火がついたように鳴き出してしまったのです…。

我が家から病院までは10分すこしかかります。

問題はこの10数分をねこ達をリラックスさせた状態で病院につれて行くかです。

どうだましだましいけばいいものか…。

 



ちゅ〜る&保冷剤作戦

食いしん坊な2匹ならいけるかもしれない…!と思いつきました。

猫飼いさんでもそうでない方もみんな知っているアレを使います。

そう!

ちゅ〜る♪ ちゅ〜る♪ 『CIAOちゅ〜る』です!

こちらの水分補給タイプを与えて気をそらす作戦。

ねこ達の様子を見つつ、あまりにも鳴き続けるようなら与えたいと思います。

そしてもう一つは保冷剤(大)。

季節的にも暑い日が続くので、大きい保冷剤をタオルでくるんで猫キャリーの内側と上部に置くことにしました。

少しでも涼しく感じてくれれば…と期待したいところ。



対策の効果は…?

一番期待していたちゅ〜る作戦は失敗に終わりました。

そわそわとするばかりで見向きもしてくれず…。(´;ω;`)

(帰宅後は美味しそうに食べてました)

保冷剤のほうは役に立ったのかイマイチわかりませんでしたが、ふんわりと涼しくしてくれていました。

その時も鳴いてはいましたが、前回のように激しく鳴いたり動き回ったりということがなかったので無事に病院に到着。

パンティングも起きませんでした。

それから、今後パンティングが発生した際はすぐに自宅に帰るようにと指示を受けました。

パンティングによる呼吸困難で意識を失ったり、最悪ショック死をする危険もあるからです。

夏場の来院はいつもよりも特別気をつけていきたいですね。

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