我が家のねこの中でも特にブラッシングが大嫌いだった”きなこ”。
ブラッシングをしようとするといつも怒ってブラシに噛みついてきて、勢い余ってブラシごと私の手も噛んでくるほどでした。(手だと気付くとすぐに離してくれますが)
今回はそんなブラッシング大嫌いだった過去を持つ『きなこ』に試した方法をご紹介します。
ブラシの感触に慣れてもらう
時間はかかりますが、大人猫でもブラッシングに慣れさせる事は可能です。
ブラッシング嫌いな猫を慣れさせる方法…それはずばり。
『3回ゴシゴシして1回休む』
さっさっさっ!はいやめ!
これを繰り返すだけで徐々にブラシの感覚に慣れていくので、時間はかかるけれどカンタンで効果があります。
うちのブラッシング嫌い・苦手だったねこ達は、この方法でみんなゆっくりと慣れていきました。
ちなみに最初は手のひらで隠せるくらいの小さめのブラシを使うとより効果的でした。
手のひらで隠しながらブラッシングをすると、ねこ達は『撫でてくれてるけど、なんだかいつもの感じと違うぞ…?』という顔をしながら手元を確認してきます。
でもブラシは手のひらで隠れているので、気付いて噛み付いたりしてくることはほとんどなかったです。(たまにバレた)
慣れるまで使っていた艶出しブラシ。
柔らかくて気持ちよく、さらに手の中に隠せます。
このピンクのラバーブラシは現在使用中のもの。集まった毛がふこっと取れます。
猫の換毛期
何故ブラッシングに慣れさせる必要があるのかというと、猫には換毛期があるからです。
猫の衣替えですね。
夏毛に変わる春先〜夏前(ちょうど今頃)と冬毛に変わる秋口〜冬にかけての年に2回の換毛期があります。
夏毛になると全体的にシュッとして、冬毛になるとふこふこ感がUP!
特に顔まわりは変化がわかりやすいので写真をとって見比べてみると違いがはっきりわかって楽しいです。
そしてこの換毛期の時期になると大量の抜け毛が部屋のすみで大きな毛ホコリになって転がっていて、さっき掃除したときおらんかったやん…どこに隠れてたん…?という気持ちにさせられることも多いです。( ˘ω˘ )
毎日掃除しているのにいつの間にか部屋の隅っこに大量発生してます。驚きですね。
ブラッシングの意味
ブラシでひとなで、ふたなでするだけでゴッソリと抜け毛が取れる快感はたまりません!
つい楽しくて、ねこ達が『もういいよ〜!』と逃げ出すまでブラッシングを続けてしまします。
まだ取れそうなのに…。

そしてブラッシングは抜け毛を取るだけではなく、皮膚へのマッサージ効果やコミュニケーションにもなる大切なこと。
毛づくろいで飲み込まれた毛はある程度の量なら便と一緒に排出されたり、毛玉として吐き出されたりします。
しかしこの換毛期はいつもより多くの毛が抜けるため、体内に毛がたまり過ぎてしまい酷いときは切開手術をして取り出すこともあるそうです。
怖いですね…。
ブラッシングはもちろん換毛期だけではなく、小まめなお手入れとして毎日軽くでもしてあげてください。
飼い主さんとのスキンシップにもなりますし、いろんな場所を手で触って確認できるのでいつもと違うところがあったらすぐに気付くことができます。
ちなみに便に毛が混じりすぎてキレが悪くなり”お尻歩き”をしてしまう子もまれにいます。
おしり歩きをして床にこすり付けられる瞬間を目撃した私はついこんな顔に…(´゚ω゚`)ヒョエ
ブラッシング嫌いだった『きなこ』の場合

さて、我が家の『きなこ』もブラッシング大嫌い!無理!という子だったという話をしました。
初期はサッサッサッとブラシで撫でる3回目の時にブラシに噛みつこうとしてましたが、お昼寝中やうとうとしている時など、気が緩んできる状態の時にちょこちょこと挑戦することでゆっくりとブラシに慣れていきました。
慣れてきたかな?今日はもう1回だけやろう!とじわじわ回数を伸ばしていっていました。
もう一回、あと一回だけ…と。(しつこい)
もちろん、しつこくし過ぎてしまうのはNGです。
嫌いに拍車がかかっては元も子もありません。
焦らずに楽しみながら続けていくことが大切だと思います。(お前が言うな)
1日数回間をあけつつ挑戦するのもよし。
1日1回から始めるのもよし。
飼い主さんのゆるふわ無期限チャレンジです。
焦らずのんびりいきましょ!寝ぼけてる時やリラックス中です。
気付かれる前にささっと。
私はきなこが少しブラッシングに慣れてきた時に、毎回ではないですが手で撫でてリラックスしているときに、こっそりとフェイントでブラシを混ぜたりとかもしていました笑
以外と気がつかれません(`・ω・´)b
という風に楽しく続けていました。
今では他のねこをブラッシングしているとゴロゴロと喉を鳴らしながら駆け寄ってくる、ブラッシング大好き猫に変身を遂げました。
気持ち良さがやっとわかってくれたみたいで嬉しいですね!

最後に
ブラッシング好きな猫
完全拒否!な猫など
それぞれの性格にもよりますが子猫のころから、身体のいろんな所を触られることや爪切り、ブラッシングなどある程度慣れさせておくとのちのちのお手入れなどが楽になります。
そしてぜひブラシ嫌い・苦手!な猫ちゃんには
さっさっさっ、やめ!の、3ゴシゴシ1回休みをリラックスしている時、お昼寝中などにぜひ試してみてください(*・∀・*)
ではまた!ヾ(*・∀・)/
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