ねこと仕事と自分のきもち

以前、とあるお家の専属キャットシッターとして1年程働いたことがあります。

私以外にもスタッフが数名いて、成猫~老猫のねこ達のお世話をしていました。

(当時お世話していたねこ達は20匹ほど)

1度経験してみたかった仕事だったこともあり、楽しくも勉強の毎日。

健康体の子達も多くいましたが、甲状腺機能亢進症、ガン、白血病、猫エイズなど様々な病気の猫達も少なくありませんでした。

その子達に薬を飲ませることはもちろん、軟膏をぬったり点眼をしたり。

インスリン注射や皮下点滴。

病院での保定、シリンジでの給餌。

…そしていくつかの悲しいお別れ…。

1年と数ヶ月間でしたが、沢山のことを猫達からも教えてもらいました。

退職理由は体調不良

当時の勤務時間は朝9時から夜の21時までの12時間。

その勤務時間がどうやら私の身体にはあっていなかったようで、体調不良を起こしてしまいました。

勤務に支障がでてしまい、他のスタッフの負担が増えてしまう事も多々発生。

体調改善のために工夫や努力をして様子見を見ていましたが、数ヶ月たっても体調は改善せず…。

仕事は好きでしたが、日に日に他のスタッフ達への申し訳なさが積もっていったことから、ついに退職を決めました。

体調不良が治るまでは休職という形をとらせてもらえたので、その間は寂しい思いをさせていたうちの子との時間がたくさん取れたことがとても嬉しかったのを今でも覚えています。

 



体調不良を機に、自分の中の優先順位を再確認

キャットシッターとして実際に働き、感じていたこと。

それは『うちの子達との時間をもっと増やしたい』ということでした。

キャットシッターはとても素敵なお仕事です。

でも私は自分の家の子達が1番大切で、何よりも優先して幸せにしてあげたいのです。

夜遅くに帰って、寝て、また朝には家をでる。

うちの子達との時間はほぼとれず、休みも不規則。

生き物相手の仕事なので仕方がないとはいえ、うちの子達に不自由な思いをさせてしまっているのが働いている間ずっと引っかかっていました。

もっと一緒にいたい、もっと遊んであげたい、もっと触れ合って撫でて甘やかしてあげたい。

お腹が空いてひもじい思いをさせたくない。

いつも綺麗なトイレを気持ちよく使わせてあげたい。

そんな思いを改めて再確認し、転職活動の際に役立てることができました。

年間休日数やGW、お盆、年始年末のお休みがあるのか、残業はあったとしてどれくらいなのか、通勤時間はどれくらいかかるか…など。

出来るだけ時間をつくる、かつ生活するための給与額も吟味していきました。

そして現在は事務員として働いています。

残業が多少ありますが休みも増えたことにより、以前よりもうちの子達と一緒にいる時間が増えました。

体調不良から退職した時は、どうなることかと心配から毎日ドキドキしていましたが結果的によかったのだと感じています。

実際にいろいろと経験してみると、気付いてくることがありますね。

今後も悩むことが出てきた時は自分の気持ちと現在の状況と向き合って、よりよい『ねこライフ』をおくれるように考えていきたいと思います。

ではまた!ヾ(*・∀・)/

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